人気テレビ番組での紹介もあり、最近話題になっている『トランスヒューマニズム』ですが、具体的にはどのようなものなのでしょうか。

トランスヒューマニズムの歴史は意外と古く、1923年イギリスの生物学者J・B・S・ホールデンの著書「ダイダロス、あるいは科学と未来」に基礎となる思想が登場しています。

トランスヒューマニズムに関してウィキペディアには「新しい科学技術を用い、人間の身体と認知能力を進化させ、人間の状況を前例の無い形で向上させようという思想である。」とあります。
簡単に言えば、人間とコンピューターや機械の融合です。人工知能やブレイン・マシン・インターフェイスなどの人間の認知能力や思考能力、知識に関する部分。また義手、義足や強化外骨格など人間の身体能力に関する部分の大幅な向上を目標としています。

では、実際にトランスヒューマニズムは何をもたらすのか考えてみましょう。
既に実用化されているものとして、手の中に米粒ほどの「マイクロチップ」を注射し移植するというものがあります。このマイクロチップの中には、自分の医療記録を入れたり、電話番号や住所、さらには口座情報や電子マネーに至るまで様々な情報を入れることが可能です。またドアノブに触れるだけでドアのロックを解除したり、車やバイクのエンジンを始動するなど映画の中のようなこともできてしまいます。
現在、すでにロシアのセキュリティー企業やアメリカの企業でも従業員の手にマイクロチップを埋め込み、社員IDとして使用したり社内の売店での支払いをマイクロチップで決済可能にしたりと、海外では少しずつ身近なものになってきているのです。
さらにマイクロチップ本体と施術の費用も現在は、2万円前後と言われていますが、今後研究が進めば数千円程度で誰もが簡単に体内にマイクロチップを埋め込む時代が来るはずです。

また、人工知能の分野で研究が進めば、人工知能を搭載したマイクロチップを脳に埋め込んで人間の思考力や認知能力の強化が可能になります。
例えばそのマイクロチップを介して脳自体がインターネットに接続できれば今までのような「勉強」は必要なくなるはずです。一人の人間が一生で得る情報の何十倍、何百倍の情報や知識を一瞬で検索し得ることができるようになるからです。
もちろん今の技術では実現不可能です。しかし、研究開発は日々続いており一部の技術は既に実用化されています。もはや単なるオカルトや都市伝説ではありません。
未来は貴方が考えるより、すぐそこまでまで迫っているのです。